第7回  晩餐


郊外のやや小高い丘の周りに集落が連なっている場所にモニカと彼女の母、ゼナの家はあった。

「先に行ってて」

車を車庫に入れるので、家の入り口の前で降ろされた。
その音に気付いたのか、ドアを開けて、品の良い女性が表に出てきた。

ゼナは銀髪を肩の辺りで揃え、大胆な花柄模様のワンピースを来ていた。
長身のモニカと違って小柄であったが、その顔だちは愛らし雰囲気を備えていた。

「よくいらしたわね、さあ、どうぞ」
「はじめまして、よろしく」

握手をかわし、家の中に招き入れられた。
見たところで30代半ば、モニカの年齢からするともう少し上のはずだが、若々しい。
胸元は豊満な乳房が窮屈そう収まり、谷間が大胆に開いている。

「寒かったでしょう」
にっこりと微笑みながら長旅のねぎらいの言葉をかけるゼナ。
「いいえ、ベルリンとくらべると心無しか暖かいですよ」

室内は程よく暖房が聞いていた。ゼナに導き入れられて室内を案内される。
一階は主な生活スペースとなっており、二階にゲスト用の部屋が三部屋ある。
所々に絵画や観葉植物を配してあり、趣味の良さが表れている。

「すてきなお家ですね。インテリアが素晴らしい」
「ふふ、ありがとう」

階段を登る時に目に入ったゼナのワンピース越しの尻はその形が想像できるような肉感を
感じさせた。南向き、手前の部屋に通された。

明るい色のリネンで統一された部屋は暖かい雰囲気で一杯だ。

「こちらでどうかしら。普段は使っていないから、すこし殺風景かも知れないけど」
「いいえ、ありがとうございます」
「じゃあ、シャワーでも浴びてね。着替えたら、夕食よ」

そう言って微笑む彼女の後ろ姿になにかしらの色気を感じた広瀬であった。
バックパックから着替えなどを取り出し、クローゼットに入れる。

カーテンを開けると既に暗いので、景色という程の物は見えない。
昼間なら町並みの隙間から遠くの牧草地が良く見えるはずだ。

シャワールームに行こうとしたところで、モニカがやってきた。

「どう?気に入った?」
「うん、すごくいいよ、君の部屋は」
「私の部屋は一階なのよ。ふふふ、残念?じゃあ、下で待てるわね」

まあ、結婚もしていないのに一緒の部屋と言う事はないよな
大凡の予想ではあったが、、、

その夜はゼナ手作りの料理、南ドイツのマウルタッシェンとワインで楽しい食事となった。
あっさりと辛口のワインがソーセージとよく合った。

ゼナは趣味の旅行の話や家庭菜園などを話ながら、饒舌だった。
モニカもそれに合わせて、彼女の料理の腕を誉めていた。広瀬は彼女たちの聞き役に
回っていた。

二人の美女に囲まれて楽しくない訳がなく、盛り上がった会話でワインの杯もすすみ、
大分酔ってきていた。時計も既に12時を回っていた。

「お酒強いね、僕はもう酔っぱらったよ」
「あら、これくらい普通よ、ヒロが弱いのよ」
「そうね、あまりお召し上がりにならないの、普段は?」

彼女たちにからかわれながら、自分の部屋に退散した。服も適当に脱ぎ散らかしたまま、
ベッドに入り込んだ。


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下半身にやるせない快感が断続的にやってくる。うーん、あ、
素っ裸だ。パンツはベッドに入る時は穿いていたはずだが。

腰の辺りに頭が上下している。あれは、モニカか。
横顔が見えるがどうもぼんやりとして、はっきりしない。

ああ、もう逝くよ。手で、彼女の顔を押さえようとするが、手が届かない。
届かない?そんな訳はない。

夢だ、これは。目を開けようとするも、開かない。
なんだか息が苦しくなってきた。うーん、はっ!

ビクッと体が跳ねたと同時に目の前には真っ白な肉塊があった。
ベッドサイドランプの明かりで
その中心からはねっとりとした物が滴っているのがハッキリと見える。

夢と現実で同じ事をしているとは。今は何時だろう。

「モ、モニカ、お尻で僕を窒息死させるつもりか」
「あら、起きたの?、ふふふ、眠っていても、これは逞しいのね」

広瀬の物から口を離して振り向きながら、手で愛おしそうにしごいていた。

「うう、もうダメだ」
「まだよ!」

夢から続く快感に耐え切れずに、天を向いた物からは白濁した液が勢い良く
モニカの顔にかかった。
彼女はそれをこぼしてはいけないかのように、急いで口にほうばり、吸い出した。

勢いが収まった後は口の周りについた液を舌で嘗め取り、
届かない所は指ですくって、美味しそうにその指をしゃぶるのだった。

向きを変えて、ぐったりした広瀬に寄り添うようモニカ。

「ねえ、今度はあなたの番よ」その目が潤んでいる。
「今日はもうダメだよ、ごめん」
「しかたないわね。ふふっ、ごめんなさい、わたしのほうこそ。お酒のせいかしら。
 我慢できなくて」
「お母さんは大丈夫なの」
「ええ、彼女は良く眠っているようだったわ」

目を閉じたのもつかの間、広瀬はすぐに深い眠りについてしまった。

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ガタッ。ゼナはその音で目が覚めた。扉をあける音かしら。
ひたひたとした足音が部屋の前を通り過ぎ、階段の方へ向かっていった。

あの娘ったら。

同僚とか言っていたけど、家に招待するくらいだから、それなりの関係なんだろうけど。
表立ってそんな話はしないけれど、それくらい分かるわ。
彼は、そうヒロだったわね。がっちりした体をしていたわ。

今頃あの二人は、、、

ネグリジェの上にガウンを羽織って、いつの間にか二階の広瀬の部屋の前に来ていた。

何かいやらしい音が、、、

ゼナは腰をかがめてカギ穴から中を覗くと、足? 視線を左に動かすと、
大きな男根が天を突いていた。それをモニカが弄んでいるようだった。

ヨーゼフは最近、付き合ってくれないし。あぁ、久しぶりだわ、男の物を見るのは。

ゼナの秘所が疼きはじめた。彼女の指はガウン、ネグリジェ、パンティをかき分けて、
その中心を探り当て、撫でさすりはじめる。

「はぁー、堪らないわ」愛液でぬるぬるの大きくなった豆をこすりながら、長い指を秘所に
出し入れすると、腰の辺りに甘い快感が広がってくる。

次の瞬間、広瀬の物は爆発し、力を失ってしまった。
「あら!、もう終ったのかしら」
しばらく待っていたが、モニカがネグリジェを着始めた。

ゼナは静かに、しかも急いで自分の部屋に戻った。

「あぁ、中途半端ね」後ろめたい事をしたためか、欲情による興奮か、その大きな胸を
波打たせ、ドアの内側に立っていた。

モニカが自分の部屋に戻った事を確認したゼナは意を決したように、
広瀬の部屋に向かった。
© 渡辺 田中 24
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