第10回  バックドア

「さ、ここよ」

ゼナの寝室は一階の廊下を突き当たった庭に面したテラスを持っていた。
今の時期、庭は殺風景だが、暖かい季節には丹誠込めた花で咲き乱れると言う。

ここからはその庭越しには遠くに雪をかぶった山並が見える。
寝室とはいえ明るい光を十分に取り入れる設計となっていた。

ゼナがカーテンを引くと、部屋の雰囲気も一気に陰微さが増してくる。
遮光率が高いのであろうか、夜かと思う程の闇だ。

中央に置かれたダブルベットに腰掛けている広瀬には、カーテンの前に立っているゼナの姿を
一瞬見失った。しかし、すぐにほんのりと白い何かが近付いてきた。

それは服を脱ぎ捨てたゼナの裸身であった。
立って彼女を抱き締める広瀬。

「少しせっかちだったかしら。もう少しお話でもした方がよかった?」
「いや、君を思うともう我慢できないよ。早く君の中に入りたいよ」

そのあけすけな言葉にゼナも遠慮なく広瀬の物をまさぐる。

「まあ!もうこんななの!うれしいわ。早く脱ぎなさい」

ゼナは広瀬の頬を両手で押さえてキスをし、舌を絡めあわせた。
そうしながらも、服を脱ぎ捨てる広瀬であった。

「暗すぎて、君のいやらしい体が見えないよ。カーテンをちょっと開けようよ」
「誰かに覗かれてしまうわ。以外と外は人通りがあるのよ」
「いいじゃないか。私の物が君の中に出たり入ったりするところ見せてあげよう」
「ふふふ、あなたって変態ね。でも、もっと燃えるかもしれないわね」

そんな冗談を言い合いながら、ゼナに押されベッドに倒れ込む二人。それでもベッドサイドのランプはつけて
ゼナとの行為を視覚からも楽しもうと広瀬は思っていた。

ベッドサイドに手を伸ばすと丸い物が手に触れた。脇の辺りを探るとスイッチがあり、そこを押してみた。
するとやわらかな明かりと共にかすかな香りが漂う。

それは電気式のアロマライトで、心地よい香りでロマンティックな雰囲気を醸し出す。

ゼナは広瀬の乳首の辺りをその長い舌で入念に嘗め廻す。

「うっ」 くすぐったいようなそれでいてぴりぴり快い感触が下半身まで伝わっていく。
そうしながら彼女の左手は天を突く勢いの広瀬の物を優しく撫で、上下しはじめた。

親指で尿道口を擦りながら、、、
さすがにうまいな、ゼナのテクニックに身を任せながら思った。

胸から離れた彼女の肉厚の唇が移動する場所はもちろんひとつだ。
先端を舌で丹念に嘗めまわし、嘗めまわし、時折、竿全体を咽の奥深くまで飲み込む。

その咽の奥にあたる感覚は広瀬にとっては初めての体験だった。
余りの快感にゼナの頭を押さえてしまって、彼女がむせてしまった。

「ご、ごめん」
ゼナの口の辺りのよだれがアロマランプに仄かに光る。

「いいのよ。こんな奥に入ったのはあなたが初めてよ」いやらしい笑みを浮かべながら
「今度はあなたの番よ」

ベッドに倒れ込んで自らの内股に両手を入れて大股開きになる。
その中心には別のものがよだれを垂らしながら光っていた。

広瀬はその頂上にある物を指で襞を掻き分けて探し出し、唇で挟み、チュウチュウと啜る。
ゼナの顔は絶頂を迎えるのを耐えるように眉間に皺をよせ、悶えている。

「あはーん、もっと、もっと強く吸って-」
腰も上下に動かして、さらなる快感を得ようとする。

この格好だとアヌスもむき出しだ。広瀬は中指を彼女の秘所に2、3度出し入れし、
愛液で滑らせ、褐色のそこにゆっくりと、、、

「うっ、いや!」

口ではそう言いながら特段何をする訳でもない。ゼナもまんざらでは無さそうだ。
快感が増幅したようで、秘所からの愛液の量が増えたようにも感じた。

「いいんだろ、ここが。じゃあ今日はここに入れるよ」
「ああ、許して」
「だめだ!」

あお向けの彼女の口でもう一度、広瀬の物を濡らしてもらう。

「うぐっ、ああ、大きいわね」
「もっと舌でべろべろと!」

唾液で充分に濡らしたところで、彼女を横向きにさせる。その背中に胸をあわせる形で
側位で彼女の足を右手で屈曲させ、広瀬の物を彼女が自分のアヌスに導く。

きついな。しかし、痛そうでもないのは、経験があるのか?
そんな思いも予想以上の快感にどうでも良くなっていた。

ゼナの広瀬の方に顔を向け、ディープキスを求める。上でもつながり、下でもつながる、、、

「バックで突いて!」
「うん、そっちの方がもっと深く入りそうだな」

うつ伏せにした彼女の腰を持ち上げてそのまま奥まで突き上げる。
アヌスが広瀬の物にしがみつくような吸着感であった。

クチュクチュと音がしてた。それはアヌスからではなく、ゼナがプッシーに自分の指を出し入れしていたのだった。

そんな淫乱女とのアナルセックスに広瀬の堪えていた精液を彼女の直腸に流し込む時が来た。
「いくよ」
「ああ!、もうすこし!」

彼女の指は一層速く動いた。彼と一緒に達しようと。

「ふっ!」
「逝く-!」

どっとベッドに臥した二人。はぁはぁと汗だくで、広瀬は精根尽き果たした面持ちだ。
ゼナの口からは快感のよだれが流れていた。

ゼナの背中から退いて仰向けになった広瀬。うつ伏せのままのゼナも暫くすると
起き上がり、広瀬の下半身に顔を近付けた。まさかと思ったが、、、

「うっ!」 自分のアヌスをかき回したそれを口に含んで愛おしそうに嘗めはじめた。
「ああ、すてきだったわ、これ」

自分のアヌスに入った物、それはどんな味がするのだろう。
セックスパートナーとしては最高の女だな、広瀬はそう思った。

一時間後、二人は赤のフォルクスワーゲンGOLFで市内に向かっていた。

「疲れた?」ゼナが笑いながら尋ねた。
© 渡辺 田中 24
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